聖地
沖縄の神様について、
琉球王国時代から東のはてに神々が住む理想郷「ニライカナイ」があると信じられてきて、そのニライカナイからやってきた神様アマミキヨが最初に上陸した場所がここ。
写真をクリックすると拡大し、さらに右下ボタンをクリックするともっと大きくなります。
さらに拡大。沖には神の島「久高島」がうっすら見えます。細長い島で300人ぐらい人が住む有人島です。
琉球石灰岩の石碑にはカタカナでヤハラヅカサと書かれてます。神様の上陸地の目印。
海側から見た石碑。奥の山一帯がヤブサツの浦原という聖地。縄文時代の貝塚もありますし、沖縄の最初の稲の発祥地「受水走水」、神様がいる御嶽もあります。
自然のビーチになっていて、ここは百名ビーチという砂浜、奥のほうが新原ビーチ、そしてさらに奥に行くとOh島にたどり着きます。海がめが産卵に来るそうです。遠浅の海なのでダイビングには向いてないが、沖のアウトリーフはボートでダイビング可能ですが潜ったことはないのでノーコメント。
誰もいない静かな浜です。
先ほどのヤハラヅカサに上陸したアマミキヨが仮住まいした湧き水が現在は、御嶽となっています。「浜川御嶽」といわれてます。石積みとほこらがあり、後ろはうっそうとした森。
静寂な感じがして、神がいる雰囲気がします。
私は、霊感などの感受性がまったくないのですが、聖域の看板が立てられていて、ホントにいそう。
木々が生い茂っています。日本本土でも大陸から仏教が入ってくる太古の昔から自然には八百万の神々がいて、祀られてきて、伊勢神宮など日本古来の神々が祀られていますが、日本と文化が異なるこの琉球でも自然には神々が宿ると信仰され、現在でも世界遺産「斎場御嶽」をはじめとする御嶽があちこちに残っていて、沖縄の祖先崇拝でもある門中組織やユタのお告げで多くの人々が拝んでいます。こうした御嶽があるおかげで沖縄の自然が守られてきたことも事実であるし、今でも御嶽をユンボあなどの重機で壊そうとすると大怪我したりして
うちなーんちゅの畏れの対象となっていますが、それを信じない移住者やよそ者が自然を含むこれらを破壊しつくしているのも現実です。
あー、DVDの「もののけ姫」レンタルして見よっと。