2010年05月12日

第4回うちなー湧き水巡り

久しぶりのこのコーナー、今回は最近職場が変わり、職場へ行くルートももちろん変わったのだが、その時いつも通る道近くにある湧き水です。
第4回うちなー湧き水巡り
八重瀬町の字安里にある「座嘉武井」(ざかんがー)です。合併以前は具志頭村字安里にあり、現在は合併して八重瀬町に変わっています。その近くの道を毎日通っていて、気になって今日、仕事が早く片付いたので、海坊とドライブ。
第4回うちなー湧き水巡り
近年、公園として整備したらしく、写真の囲っているところが昔からの湧き口みたい。由来を調べたところ、具志頭体育館近くに昔は集落があったのが、この井戸のあるところに移ってきて座嘉武村があったそうです。それが南側へ集落が大きくなって現在の安里集落が発展して、現在では人口800名以上と旧具志頭村では大きい方の集落になっています。
第4回うちなー湧き水巡り
近年整備されたが、今では遊ぶ子供たちもなく、水も汚れて生き物も見当たらない。
第4回うちなー湧き水巡り
すぐ近くに集落の拝所である「考神堂」があります。集落の神事というか行事というか伝統芸能である安里のウスデークがこの拝所の広場で奉納されるらしい。
第4回うちなー湧き水巡り
集落の守り神が祀られているんでしょうね。本土では神社はお寺があるが、文化の異なるこのうちなーにはこうした御嶽や拝所がたくさんあります。
第4回うちなー湧き水巡り
昔の沖縄の良き風情を感じさせるのどかな集落です。
第4回うちなー湧き水巡り
せっかくなのでドライブがてらに沖縄で古い方でかつ最大の石獅子である富盛の石獅子を見学してきました。1689年に建造されたこの石獅子は、勢理城というグスクの上に置かれていて、沖縄戦でも耐えて現在まで残されてきた沖縄県指定の文化財です。この獅子は南の山というか丘というか八重瀬岳というところが災いをもたらすということで火除けのために設置されたそうです。現在はみやげ物で盛んにシーサーが販売されたり、焼き物として作られつまらない物として巷に出回っていますが、こうした本物も見て欲しいですね。
第4回うちなー湧き水巡り
八重瀬岳の中腹にある八重瀬公園からの北側の眺め、八重瀬町(旧東風平町)や南風原町、糸満市、豊見城市などの島尻(南部)が望める景勝地です。
第4回うちなー湧き水巡り
今日も変な顔
第4回うちなー湧き水巡り
南城市側撮影、旧玉城村が望めるところで、先の場所と異なり八重瀬岳の上側から撮影。
今回の紹介場所は観光雑誌にもあまり掲載されないマイナーな場所です。まあ最近の観光客はリピーターが多く、有名な観光地は見飽きてこうしたマイナーな場所を好むとか、だけど住んでいる地元の人に迷惑をかけないようにはして欲しいですね。




Posted by 沖縄潜水調査研究所 at 23:23│Comments(0)
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所長のフユーナ・マケモン。ダイビング大好き、うなぎも大好き。メキシコ人によく間違えられます。
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